卒論って映画分析で書いてもいいの?

卒論って映画分析で書いてもいいの?
はい、卒業論文(卒論)のテーマとして映画分析を選ぶことは可能です。映画は文学や音楽、美術と同様に芸術の一分野であり、深くアカデミックに分析する価値があります。
文学や言語学、メディア学、社会学、心理学、ジェンダー論など、さまざまな学問分野から映画を切り口に卒論を書くことができます。例えば以下のようなテーマが考えられます。
・特定の監督や俳優の作品を通した映画表現の分析
・ある時代や国の映画に表れる社会的メッセージの考察
・コメディ映画における笑いの要素の分析
・ホラー映画と観客の恐怖心理の関係
・映画におけるジェンダー表現の男女差分析
・アニメーション映画の視覚的表現手法の研究
・映画のストーリーとヒーローの心理における共通点
このように、単なる鑑賞ではなく、映画の内容やテクニックを学術的に掘り下げていくのが大切です。批評的な視点から様々な角度から映画を分析し、独自の見解や新たな発見につなげていく必要があります。
まずは自分の好きな映画作品や監督、ジャンルなどを絞り込んだ上で、参考文献を読み込み、適切なリサーチ方法を選びましょう。可能であれば映画制作の現場に足を運んでみるのも面白いかもしれません。
映画は単なるエンターテインメントではなく、社会や文化を反映した芸術作品です。その背景や影響、手法など、一つ一つの映画を掘り下げれば、卒論のテーマとして十分に学術的価値があるはずです。
ただし、指導教員の了解は不可欠です。自分のアイディアを説明し、監督や助言を仰ぎながら、意義のある卒論につなげていきましょう。創造性を駆使した面白い卒論ができることを期待しています!